2017年06月05日

切り作業

私が仕事をしている餅練りは仕込みから完成までは基本
一人の従業員で作業を行っていますが、最後の番重に切
り分ける作業だけ二人で行います。
001

切りの作業は、餅を切る前にニーダーに口の開いた専用
の蓋をしてから前方にニーダーを倒しますと開いた口から
餅が番重に流れてきます。そして番重に流れた餅を一人が
切って、もう一人が受け取ってラックにのせる流れになって
います。

切りの作業は一見単純で簡単そうに見えますが、実は餅
練りの作業で一番難しい作業なのです。切る側と取る側の
息が合わないと餅が番重から飛び出してしまうので、二人
の息を合わせて番重から餅が飛び出さないように上手に
番重に切り分けています。
002

最後は専用の蓋を外して二人で餅をまとめて番重に移して
終了です。餅を切る作業は餅が完成まで時間が掛かる為
工場見学で見られる機会は少ないのですが、切りの作業
の時に見学に来られた時には是非ゆっくりと見学してくだ
さい。

製造部 星野